夫をおもいやり、家族に尽くして90年。木村セツさんは、「おとうさん」の死をきっかけに、はじめて趣味を持ちます。それは、新聞や広告を使ったちぎり絵でした。
作品は、季節や思い出の品々だけでなく、フルーツパフェに、オムレツカレー。あんこのはみ出たたい焼きに、ご飯にパラパラごまを散らしたお弁当、、、。セツばあちゃんがたった今「はいどうぞ」と出してきてくれたかのような、おいしそうな食べ物たちでいっぱい!
ちゃぶ台を囲んでおしゃべりしているかのようなあたたかさに満ちた作品集です。
先週までの文化フォーラム春日井の展示に行き逃した方や、展示を忘れられないという方もぜひ。
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「人間にとってなくてはならないものでありながら、周縁に追いやられ、失くなりつある里山。里山社は、移り変わりの激しい現代において、ジャンルや時代に捉われることなく、いつの世も変わらず希求される里山のような本を、出し続けていきたいと考えています」(里山社ウェブサイトより」
そんな思いで本を世に送り出す出版社・里山社さんの本を、古本屋かえりみちでも取り扱い始めました。現在店頭に並んでいる本をご紹介しています。