夢を追って上京。29歳で「何者か」になることもなく、故郷・富山に戻り、実家の薬局を手伝うことになった著者は、「富山の魅力を外に発信するのがわたしの次なる使命だ!」と大奮起。
そうして、仕事のかたわら、富山中を駆け回りながら見つけだしたのは、観光地でもオシャレカフェでもなく、80歳の女性が営むビリヤード場や、昭和アイテムがずらりと並ぶドライブインの食堂の姿で、、、!
「ここにしかない」魅力に惹かれて走り回る藤井さん日々を軽快に綴ります。「たいせつな場所」があるひとには、ぜひ気軽に手にとっていただきたい1冊です。
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「人間にとってなくてはならないものでありながら、周縁に追いやられ、失くなりつある里山。里山社は、移り変わりの激しい現代において、ジャンルや時代に捉われることなく、いつの世も変わらず希求される里山のような本を、出し続けていきたいと考えています」(里山社ウェブサイトより」
そんな思いで本を世に送り出す出版社・里山社さんの本を、古本屋かえりみちでも取り扱い始めました。現在店頭に並んでいる本をご紹介しています。