遠くに住む、おじいちゃんとおばあちゃん。ふうちゃんは夏休みになると、二人に会いにでかけます。床屋をしているおじいちゃんを訪ねていくと、いつもふうちゃんの髪を切ってくれるのです。
おじいちゃんの床屋さんがあるのは、青い青い海のすぐちかく。
ある日、おばあちゃんはその海に起こるという、「ハナフリ」のことを聞かせてくれます。それは、「大事な人がハナになって会いにくる」といわれるもの。海に沈む夕日に、光の粒がふってくる、それはそれはみごとな景色だといい、、、。
美しい町を舞台にした物語。彩りゆたかな絵に、ページをめくるたび、心を揺るがされます。
絵本作家、すけのあずささんのデビュー作、ついについに、発売です。
かねてより、和歌山県を中心に活動しているイラストレーター、すけのあずささん。
彼女は、数年前から本格的に絵本作家をめざして活動していましたが、当初から練っていた作品が、この度BL出版より刊行されました!
あざやかな色彩で描きながらも、どこか懐かしいような、素朴な風合いもあるすけのさんの絵。一度見たら、とりこになってしまいますよ。
子どもから大人までたのしめる絵本ですので、ひとりでも、ご家族でもぜひ、読んでみてくださいね。