誰にも見せず、ちまちまと文章を書いては日々を過ごしていた、大学生の塔坂晶。ひょんなことがきっかけで、「万年筆専門店」なる洋館にたどり着きます。彼はそこで、一本の万年筆を受け取ると、するすると小説が書けるようになってしまい、、、!
不器用な青年と、奇妙な力を持った万年筆をめぐる物語。
ストーリーのおもしろさもさることながら、細やかに描かれた「書く」ということの葛藤や喜びも魅力です。
万年筆がテーマのひとつである、この物語。著者の國枝さん自身も、実は、大の万年筆好きなんです。
今回、お店に本を並べるにあたって、愛用している万年筆で、美しいポップを作っていただきました。書かれている言葉は、小説内の一文ですので、ぜひ、読んで探してみてくださいね!