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「アルテリ」十五号

残り2点

1,320円

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【収録作品】 「激励」渡辺京二 「伐採」伊藤比呂美 「黒い犬の話」ゆうた 「静かな夜」坂口恭平」 「日録⑦」石牟礼道子 「石牟礼さん日記によせて」梯久美子 「日記抄④」渡辺京二 「真夜中の公園で」水野小春 「冬の匂い」磯あけみ 「2人の時間」浪床敬子 「横に並ぶ」田尻久子 「新しい生活」吉本由美 表紙画 坂口恭平 今号の刊行を目前にしてに亡くなった、思想史家の渡辺京二さん。 本雑誌を起こした一人である渡辺さんが、刊行当初によせた「激励」の言葉からはじまります。 そして、熊本市の決めた520本の街路樹伐採に、深い愛をもって「じたばた」する、伊藤比呂美さんの「伐採」。 同性婚訴訟のという味気と人情を抜き取られたかのような場で、生身の人間としての心を揺らすゆうたさんの「黒い犬の話」…。 心のあるがままに感情を抱くひとびとの、しずかな叫び、ぜひご一読あれ。 -------------- 熊本の文芸誌「アルテリ」は、昨年12月に亡くなった思想史家・渡辺京二さんの呼びかけにより創刊。 田尻久子さんの営む橙書店が中心となり、現在も編集・出版をつづけています。 「アルテリ」には、ロシア語で「職人の自主的な共同組織」という意味があり、「ものを書くことでしか生きられない人たちをつなぎ、居場所をつくってやりたい」という渡辺さんの思いとともに始まりました。 これまでに関わってきた作家は、石牟礼道子、伊藤比呂美、坂口恭平。池澤夏樹や谷川俊太郎、町田康らも寄稿するなど、多彩な書き手に引きこまれます。

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