畑の手伝いをしていたことくん。
森の向こうに見える、煙が気になります。
「とーちゃん、あの けむりを みにいって いいかな?」
ひとりでだんだん畑をおりながら、「とーちゃん、おーい!」
田んぼのあぜ道を抜けると、「とーちゃん、おーい!」
そうして少し暗くなりはじめたころ、いよいよ、森の前までやってきて…!
ひとりひとりの原風景のような世界を舞台にした、ことくんの冒険の物語。
知りたいことがいっぱいの、小さい人も。
胸に熱い気持ちを潜ませている大人も。
ぜひ、この本を開いて、旅に出かけてください。