漢民族の中で、独自の客家(はっか)語を使う一支族「客家(はっか)」。
1760年代の清から台湾へと移住した人々の末裔で、現在は約450万人の多くが、「台三線客家ロマンチック街道」とよばれる道の山間で生活しています。
客家の人々を訪ねて、台湾へと訪ねた小池アミイゴさん。
スケッチとエッセイで、彼らの暮らしを記録します。
国や土地など、自分たちだけの決まった住みかをもたず、周囲の民族の板挟みを乗りこえながら、今もその生活をつづける客家の人々。
その心たくましく愛情ぶかい姿は、日本で生きる私たちの魂を静かに、けれど熱く熱く、揺さぶります。
ところどころに、魅力的な観光スポットや、食文化などの案内も入って、もりだくさんの一冊。
存分に旅気分を味わえること間違いなしですよ!