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古本『太陽の子』

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灰谷健次郎/文 田畑精一/絵 理論社 全体に日焼けあり ふうちゃんは神戸で生まれた小学生。沖縄出身で、琉球料理店で働く両親とともに暮らしています。 半年ほど前から、笑うことを忘れてしまったかのように、自分からしゃべらなくなってしまったお父さん。涙を見せることや、考え事をすることが増えたお父さんの表情を気にかけながら、ふうちゃんは暮らします。 そんなふうちゃんがお父さんに向けるまなざし、周囲の人々との語らいは、やがて沖縄のかなしい過去へとつながっていき…。 1979年に刊行され、長く読み継がれてきた児童文学。戦争があるということ、そして日本という国が沖縄に担わせつづけるものについて、まっすぐに問うている作品です。

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