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古本『わたしが妹だったとき』

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佐野洋子/作 偕成社 強いシミあり  それからずっと、わたしはわたしが病気だったのか、お兄さんが病気だったのか、わからないのです。  お兄さんも、わからないのです。 (「はしか」より) お父さんの大事にしている昔のてっぽうで遊んだり。柿を食べていたら、ふたりして茶色い種を飲みこんでしまったり…。「わたし」とお兄さんは、そんなふうにいつも一緒に過ごしていた。 ふたりを主人公としたお話が5つ収録されています。 モノクロの挿絵も美しいですよ。 笑いあり、驚きあり、そしてどこかものがなしいような、なつかしいような作品たちは、一度読んだら忘れられません。

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