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「私たちは世界の片隅にいるけれど、でも、その片隅はいまや世界の真ん中でもある。物語に共感したり泣いたり反省したりした私たちにはすることがある。それを教え考えることこそが平和教育なんじゃないだろうか」
(「「平和教育」の先」より)
2022年に刊行された、広島の作家・小山田浩子さんの初エッセイ集です。
スーパーでの買い物や衣替えや子どもたちとの会話といった日常、そして日常と地続きで捉えられ、問われていく平和や戦争、フェミニズム、差別、メディアの役割のこと…。
小山田さんがそのときそのときを生きる姿を物語のように読みながら、読んでいるこちらもどう生きるか、抱えたもやもやや言葉にならなさとどう向き合っていくかと、立ち止まりたくなります。
装画・挿画:オカヤイズミ
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