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『Knitting’n Stitching Archives』 宮田明日鹿/著 ELVIS PRESS刊

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「彼らの作品や語りからは、作ることへの飽くなき探究心、作るという行為がもたらしてくれるもの、手芸と共に歩んできたひとりひとりの固有の人生と営みが浮かび上がってきます。 本書を通して、これまで家庭的なイメージが付与され、趣味的な活動として矮小化されてきた「手芸」というものを改めて捉えなおすことができないだろうかと考えています」 (「はじめに」より) 名古屋市港区でアーティストの宮田明日鹿さんが運営・企画する「港まち手芸部」。 「様々な世代が集って」参加者同士が「手芸、人生を学び合う場」であり、「家の中のことを外に出してみる」実践の場として、2017年より現在まで活動を続けています。 こちらには、手芸部に参加する7人の作り手の作品の写真と、そのうち3人へのインタビューが収録されています。 320ページ、すみずみまで、写真と言葉にふれていくと、一本一本の糸、一編み一編みの手仕事の中に、物質や作業以上の、さまざまなものが染み込んでいるように感じます。 それは着る人への愛情であったり、良いものを作り上げるための熱意であったり…それだけでなく、それらを含めたたったひとりのその人、そしてその人が生きて何かを作った年月、と言ったらいいのでしょうか。 漠然とそんなことを考えながら読み進めていくうちに、本文の中にある 「お金にするよりもね、やっぱりできるだけ時間を、自分の作りたいものを作ることに使いたいんですよ」(「エッセイ」長島有里枝) との言葉から、そういうことなのだ…とハッとし、深くうなずきました。 いろいろ書いてしまいましたが、手作りのものを見て温かい気持ちを味わいたい、本の中でだれかの人生に触れたい、自分の人生に意味が見つからない、家庭や性別に縛られたくない…など、いろんな角度からこの本を手に取っていただけるのではと感じます。 そして読む中で、言葉にしきれない気持ちがきっと、たくさん溢れてくるはずです。 ぜひ、お手に取ってみてくださいね。

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