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『語りの種 犬山の生活史ーー聴く、綴る、編む』LANDSHAFT刊(新品)

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「懐かしさというものは、過ぎ去って二度と戻らない過去に対する諦念というよりは、未来への期待と希望を込めた憧憬のようなものではないかと思うのです。犬山のまちの昔の暮らしの細部を知ることは、未来につながるものだと感じます。そして、それは犬山の話にとどまらず、ほかの様々な土地の出来事にもつながりをもっています。過去にあった豊かな自然や暮らしの細部を知り、この場所にこだわり、具体に降りることによって見えてくるものがある。対象を小さく絞っていくことによって、逆に歴史の複雑さ、複数性に開かれていく。語り部の声、名もなき風景のささやきに耳を傾けること。 語りの種がここに芽吹いていくことを願います」(「名もなき風景の声をとどめる」より) 「犬山の昔について教えてください」 「五感に残る記憶を教えてください」 そんな質問に答えるようにして、犬山にゆかりのある五人の方々が語ります。 芸妓置き屋が軒を連ねていたころのこと、近郊から「桃太郎神社」に観光客が押し寄せたときの思い出、ダムがなかったころの木曽川の美しい風景、犬山の保育園と尼僧さんのかかわり、戦後犬山の文化活動「白い城の会」のこと…。 それぞれの記憶と感覚の奥にひそむ犬山の細やかな歴史と、今日も現在進行形で変化しつづける犬山という地の姿が重なり合ったとき、より鮮やかに、この町の景色が見えてくるかもしれません。 写真や映像、語りをもとに、地域の歴史・記憶をとどめ、未来に向けて発信するためのプラットフォームを作る「みんなのアーカイブ」楠本亜紀さんが編集しています。 今目の前にある世界が、過去の誰かの時間とつながっているのだ…!ということへの素直なおどろきとわくわくが込み上げます。 犬山に住んでいるよ!好きな町だよ!という方や、古本屋かえりみちがある犬山ってどんなところなの?と気になっている方はもちろん、個人の歩んできた多様な歴史に興味のある方はぜひ、一度開いてみていただければ幸いです。

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